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日本小児科学会「新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症に対するビタミンK製剤投与の改訂ガイドラインについて」修正版へのパブリックコメント

2011年1月26日

NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)学術委員会の瀬尾智子(小児科医)と申します。JALCは母乳育児支援の専門家である国際認定ラクテーション・コンサルタントの団体です。https://jalc-net.jp/

修正版ガイドラインの内容に関しては現時点で妥当と思われますので、賛同いたします。さらに以下の点についてもご考慮いただけましたら幸いです。

母乳だけで育てているお母さんが不安を感じないように、「母乳栄養はすべての乳児にとって理想的で標準の栄養法であること」「ビタミンKの投与によって、ビタミンK欠乏性頭蓋内出血を確実に減少させることができること」 を、医療者が母親に説明することを前文に入れていただけますか。

3回法が確実に行われるように、母子手帳へチェックリストを記載(投与日を記入する欄があるとよいと思います)するよう、厚生労働省へ働きかけてください。現行では手書きだったり、記載がなかったりということもあります。

ビタミンK製剤の添付文書へこの予防法が記載され、標準的な使用法として認知されるように、および健康保険が適用されるように働きかけてください。
ビタミンKの予防投与が確実に行われ、ビタミンK欠乏による新生児の頭蓋内出血が限りなくゼロに近づくよう願っています。 

文責:学術委員会2011.2.5